オススメ!自分史のかんたんな書き方
1.はじめに
ここでは、初めて「自分史を作ろう!」「自分史作りに取り組もう!」と考えている人へ「かんたん!自分史の書き方」と題して、シンプルな自分史の書き方、作り方をいくつかご紹介します。「書くことが苦手」な方も、「昔のことは覚えていない」という方も大丈夫です。
少しずつでもいいんです。毎日続けて行けば、後から思い出すなんてこともあります。
あなたに合う【自分史】作成方法を選びましょう。気楽に、楽しんで、自分史に取り組みましょう!
とても初歩的に進めます。温かい目でご覧下さいね。(笑)
目次
2.自分史をつくる前の準備をしよう!
2-1.何故、自分史をつくるのか?(理由、目的)
【自分史】がブームとなっている今、「自分史を書こう」「自分史を作りたい」という声を聞くことが多くなりました。ひと口に「自分史を書く」「自分史を作る」と言ってもどうすればいいでしょうか。
思いつくままに、自分の記憶のままに取りあえず書けばいいのでしょうか?間違えている訳ではありませんが、それは単に「記憶の一部を切り取って書いた物。」となるのではないでしょうか。
せっかく、重い腰を上げて【自分史】に向き合うわけです。やみくもに歴史をつなげるのではなくしっかりした自分史を作ってみましょう。
その為には、何をするために(自分史をつくる理由)、何を求めて(目的を明確にすること)、自分史を作成するのか。がとても重要になります。【自分史について】で、記述したように自分史を作る理由は人によってさまざまです。
※参考にリンクを貼っておきます。【自分史について】←←←クリック
ここがあやふやだと自分史を作っている途中に迷子になってしまい思っていたようなゴールがきれなくなります。
20代の学生が作る自分史だと就職活動に必要となるES(エントリーシート)として企業に提出する自分史が必要になります。
30~40代の方が作る自分史になると今後のキャリアアップや転職活動に活かすなど自己ブランディングに活用する人が多く、
50代以上の方が作る自分史は「人生100年時代とよばれるこの時代」セカンドステージをいかに有意義に過ごしていくべきか悩まれている人が多く、次のステップに入るために一度、半生を振り返ろうとする動きが多いようです。
終活として自分史に取り組まれる方は家族に対して、親戚・友人・社会に対して感謝の気持ちを伝える事がほとんどです。同時に自分の人生の苦労や経験を活かしてもらいたいという思いで作られているかたも多いようです。
その他には、趣味の一つとして自分の好きな映画、本、車、アルバムや雑貨など一つの括りを作るかたが多いです。でも、【自分史】という名前を使わずにファイリングしていたりするケースもあります。
「自分史を作る」と言っても多種多様に分かれています。…と言うことで。
まずは!「自分は何の為に自分史に取り組むのかを明確にする!」これが自分史作りの第一歩となります。
自分史作成途中に「何故、自分史を作っているのか?」と、悩む事が無いようにすることがとても重要です。では、目的が明確になったところで、実際に、自分史を作る際にはどういった物を用意すればいいでしょうか。
紙とペンは勿論ですが、それ以外にはどのようなものがあると便利なのかまとめてみました。次の章では、自分史作成に必要な物をご紹介します。
2-2.自分史作成に必要な物
自分史作成に取りかかる前に、準備しておくと便利な物があります。ここでは、代表的なものをいくつかご紹介します。ほとんどは自宅にあるようなものですし、無くても大丈夫だったりしますので、ご安心ください。
1.ノート(方眼紙タイプ)
方眼紙タイプの方が、マス目がついていて「使い勝手がいい」くらいです。あと、ノートサイズはA4以上がオススメです。
小さいノートは作業がやりづらくなる為、方眼紙タイプ以外ももちろん大丈夫です。
2.付箋紙(メモ)2~3色
できれば大きめのタイプがオススメです。付箋紙にイロイロとメモ書きをする為です。
今は、100円ショップでシンプルなものからカラフルなものや、面白い形状のものまで多種多様なものがあり選ぶだけでも楽しいです!
兎に角、自分史作成は楽しむ事が重要です!!
3.個人アルバム(写真)
自分史と言えば、写真。
写真と言えば、「自分の歴史=自分史」。
やはり「写真」ですよね。
でも、戦争や災害時など不慮の事故で写真を失ってしまった。
元々、写真が好きじゃないなど・・・。
イロイロな、事情があるかと思います。
自分史に使いたいと思う写真があればそれで結構です。
もし、そんな写真を1枚も所有しいていない。
と言う事であれば、パソコンなどでも
商用以外であれば、無料で利用できる画像を
提供しているサイトなどもありますし、
自身でイメージしやすい写真を撮影するのもアリです。
また、写真を沢山所有されている方は、
これを機会にアルバム整理するのもオススメです!
4.筆記用具
とにかく自分の手になじんだ
使い易いもので一番です。
パソコンで自分史を作る場合でも、
ペンや鉛筆を利用する機会は必ずと言っていい程
訪れますので、使い易いものが一番良いです。
因みに、100%手書きの場合は、かなり手が疲れますので。
5.パソコン
自分史を100%全て手書きだと、結構疲れるものです。
もし、パソコンが利用できる環境があれば
パソコンでの作成をオススメします。
※勿論、無くても大丈夫です。
6.プリンタ
これもパソコンと同じ理由ですね。
無くても大丈夫です。
基本的に使用するのは、これぐらいです(笑)
あまり深く考えなくても大丈夫です!
【自分史はじめよう!】では、他にも自分史作成時に
あると便利な道具・グッズを紹介しています。
参考になさってください。
これで、
「自分史を作る目的・意味」が明確になり、
「自分史を作る際に必要な道具」の準備が出来ました。
では、実際に自分史を作る際には
どういった手順で進めるのがいいのでしょう。
次の章では、いよいよ自分史の書き方の手順説明です。
かんたんではありますが
是非、参考にしていただければと思います。
3.自分史の書き方
3-1.設計図を作ろう
「自分史を作る理由や目的」が明確になり、
「自分史をつくる道具」も準備出来れば
自分史の仕上がりをイメージした
設計図を作りましょう。
オーバーな物でなくていいです。
完全な物でなくていいんです。
頭の中でイメージできるなら
それでもいいです。
ただ、人間は誰でも忘れてしまうこともあります。
簡単な手書き、メモ程度でも結構ですから
自分史の設計図を書くことをオススメします。
そうすることで、
後々の作業がスムーズになり
作成途中で方向性を見失わずに済みます。
とは言え、途中で
「もっとこうしたい!」
「もっと○○を追加したい」
「○○は外したい」
「△△は入れておきたい」
など、変更するのはOKです。
あくまで作成迷子にならない為の設計図です。
お家を建てる時も設計図がないと
プロの大工さんが何人集まっても
口伝えでは上手く仕上がりませんよね。
それと似たようなことです。
3-2.エピソードメモを書こう
自分史を作る設計図やイメージが固まったら
自分史に載せておきたいエピソードを
書き出しましょう。
理由は、
自分史作成の途中に
書き残しておきたいエピソードを
うっかり忘れないようにする為です。
パソコンで自分史を作成している場合は
エピソードの修正や追加をする事が
かんたんにできます。
でも、これが
手書きで作成している場合は、なかなか大変です。
修正するのが「漢字1文字」程度なら良いですが、
「あー、このエピソードの前に
コッチのエピソードを入れておくのを忘れたー!」
なんてことがあると
そのエピソードに関しては
不格好な修正になったり、
もしくは書き直したりと
大変な手間となります。
まぁ、自分史を手書きでしている
「味(あじ)」てきな物は残りますが・・・。
一念発起して作り始めた自分史。
できればキレイな仕上がりにしたいですよね。
その為にも、
「転ばぬ先の杖」
「念には念を入れて」
ではないですが、
用意をしておいて問題は無いと思います。
書きたいエピソードが
頭に浮かんできたら
どんどん書き出しましょう!
その際に、便利なのが
先に話した100円ショップでも
可愛い種類が豊富な付箋です。
これは、
めちゃくちゃ便利です。(笑)
大、小、形、色、様々な種類が多いので
書き出したい内容によって
分類することもできますし、
何度も貼って剥がすこともできます。
自分史を作る際には、
殆どの人が設計図の段階で
エピソードの順番(いわゆる目次)を
頭に描くと思います。
その順番どおりに付箋を並べてみて
ピンと来ない場合は
手軽に順番を入れ替えるなんてこともできます。
これが便利!笑
人間の記憶って曖昧な部分が多いので
前後の間違いが思ったよりあります。
(私だけでしょうか。笑)
そんな時にかんたんに
前後の入れ替えができる付箋紙があると
非常に助かります!
誤字があっても、破棄して
新しく書き直せばいいだけですから。
付箋紙は自分史を作る際には必需品と
いってもいいかもしれません。
3-3.自分史年表をつくろう
【エピソードメモを書こう】で
書きたいエピソードが準備できたら、
次は、自分史年表の作成です。
自分史年表は作らないといけないのか?
と言う疑問もあります。
※個人的にはどちらでも良いと思います。
でも、自分史年表には
自分史年表をつくるメリットがありますので
是非、自分史年表を作成しましょう。
それに自分史年表が出来れば、
自分史自体、半分くらいは
出来上ったようなものです。
【自分史年表のメリット】
・自分史年表を作る際に
時代史や趣味の歴史を入れると
その当時の出来事や流行を思い出し
自分史にいれるべきエピソードを
思い出す事があります。
・自分史年表(時代史込)をつくると
時系列がハッキリとするので
あいまいな記憶がクリアになる。
これらは、【自分史の書き方/立花 隆】にも
次のように記載されています。
人の記憶は連想記憶方式になっており、
その時代の出来事が手掛かりとなり
記憶が蘇る-。
少しだけ面倒かもしれませんが
実際、作業を進めると
「あー、こんな事があったなぁ」と
楽しんでいただけるので
自分史年表を作ることをオススメします!
【自分史年表の作成方法】
①年表の下書きとしてノートへ記入します。
年表の項目は、基本的には
・【自分】 ・【家族】 ・【時代史】
これに、【趣味】などをいれても
面白いと思います。
②自分史年表【自分】欄に付箋紙に書いた
エピソードメモを時系列で貼る。
③自分史年表作成に便利な年表サイトで、
エピソードメモの年代と
実際の出来事・流行にズレがないか確認。
※便利な年表サイトなどはこの後紹介します。
④自分史年表【時代史】欄に
(自分史に追加する)時代史を記入し、
【自分】欄に貼ったエピソードが
ズレていれば張り直す。
④年表サイトで、追加した「出来事や流行」が
見つかればエピソード付箋を追加する。
⑤あとは繰り返し。
凄く単純ですが、
作業を進めると楽しくて
このステップで時間を結構とられます(笑)
コチラも以前、ブログで便利なサイトを
ご紹介しています。
リンクを貼り付けておきますので
参考になさってくださいね。
※パソコン・スマホが無いかたは、
図書館で時代史や、自分史本を借りていただくか
1,000円程度で自分史またはエンディングノートが
販売されていますのでそちらを
ご利用ください。
【ちょっと注意!】
エピソードを増やしていくのは
素晴らしいことですが、
ここでは、自分史年表作成がメインです。
自分【史】として全体を見渡すことが
目的ですので、詳細までエピソード付箋や
自分史年表に書き込まないように
気をつけてくださいね。
3-4.資料を集めよう!
自分史年表がある程度出来上ってくると
結構、テンションも上がってきます。(笑)
続いての作業は、資料を集めよう!です。
といっても、身近に集められる資料で
十分出来あがるかと思います。
ただ、身近に資料が無く
図書館や、実家、市役所などに
足を運ばなければ行けない場合は
ご自身の判断でお願いします。
例えば次のようなものがあれば
自分史作りに便利です。
・写真
・日頃使っている物(眼鏡や財布、時計など)
・生まれた当時の新聞
・日記、メモ
・ご自身の公的な書類
・資格などの証明書
・趣味で集めたグッズ など...
数え上げたらキリがありません。
これらを確認するだけで、
想い出が沸いてきたり
自分史の内容に幅を持たせる事が
できるようになります。
3-5.いよいよ自分史 本編へ
自分史の書き方として
メインの項目になります。
メインの項目ですが、
前の項目でお話したように
もう半分は出来上っているようなものです。
あとは、一つ一つのエピソードを
深掘りしていくだけですので
ゆっくりと進めてください。
ただ、いきなり「清書」ではなく、
まずは、「下書き」からです。
いきなり「清書」は危険ですので(^^;
「下書き」で
自分の書き残したい内容を思うように、
気のおもむくままに
思い切り書き込んでください。
【自分史年表をつくろう】でエピソードを
時代史と一緒に並べましたよね。
この項目では、その付箋史の順番どおりに
エピソードを「深掘り」するだけです。
【資料を集める】で
準備をした資料を使いながら
エピソードを書き進めるのもオススメです。
※ここで注意です。※
「下書き」ですから失敗は恐れずに
どんどんすすめてください。
途中で、順番を差しかえたくなったら
それに合わせて順番を差し替えてください。
不必要なエピソードはカット、
足りない場合は追加をしてくださいね。
3-6.自分史の仕上げ
自分史は、本当に
準備段階で半分の作業が
終了している状態になるので
本当に不思議です。
エピソードを付箋紙に記入して
自分史年表と合わせると
ほとんど仕上がってる印象です。
あとは、詳細をエピソード毎に
深掘りしていく作業。
この為に資料などがあると
そのエピソードをより詳しく
書き込んでいく事ができます。
・自分史年表で、エピソードと時代史の
相違が無いこと
・誤字脱字が無いこと
・自分史の中に登場する名詞も誤りが
無いように確認する。
・嘘の記載が無いこと。
以上の事が確認できれば
いよいよ【清書】にすすみましょう。
【清書】した「自分史」は、
せっかくですから製本してみましょう。
パソコンで作成したものであれば
プリントアウトして製本シールで
まとめれば完成です。
表紙は想い出の写真を印刷しても
面白いですね。
手書きで作成されているのであれば
書き終えた自分史を製本シールで
まとめれば完成です。
製本シールの入手方法ですが
ロフトや東急ハンズなど
少し大きめの文房具取扱い店で
購入することもできます。
あとはインターネット販売でしょうか。
一度、ご覧になってみてくださいね。
少し長くなりましたが、
【オススメ!自分史のかんたんな書き方】
はこれにて完了です。
今後は、自分史の種類に応じた
作成方法なども機会があれば
ご紹介したいと思います。