自分史と自己肯定感を上げる方法

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最近、「自分史」同様に「自己肯定感を上げる方法」や「自己肯定感の低めの人」など「自己肯定感」と言う言葉を見かけたり、耳にする機会が増えてきました。書店では「自己肯定感」に関する書籍が平積みされている店舗も少なくありませんし、テレビの情報番組でも「自己肯定感特集」を組んだり、WEBでは「自己肯定感」を検索すると数多くの関連記事が表示されます。

この記事では、「自己肯定感」とは何なのか?「自己肯定感が上がる方法」とは?「自分史」と「自己肯定感」の関係性などご紹介したいと思います。是非、最後までお読みください。

 

自己肯定感とは

そもそも、「自己肯定感」とはいったいどのようなモノなのでしょうか。

 

「自己肯定感の教科書」の著者でもあり、心理カウンセラーの中島輝によると「自分が自分であることに満足し、価値ある存在として受け入れられること。いわば、わたしたちの人生の軸となるエネルギー。」(「自己肯定感の教科書」より)とあります。

※因みに「自己肯定感」は、「高い ⇔ 低い」や「強い ⇔ 弱い」または「上がる ⇔ 下がる」というふうに表現をします。

 

「自己肯定感」が高い・低い、強い・弱いは生まれ育つ環境によって人それぞれですが、中島氏曰く「自己肯定感」が弱く揺らぎやすい人や「自己肯定感」が低い人も、誰でも、何歳からでも、上げることができるとのことです。

 

もし、そうならば「自己肯定感」と上手くつきあう術(すべ)を身に付け、

少しでも高めたり、強くして

これからの人生をより楽しく、安全に、より豊かにしたほうが良いですね。でも、そもそも「自己肯定感」が上がると どんないいことがあるのでしょうか?

 

「自己肯定感」が上がるとどうなる?

「自己肯定感」が上がるということは、「自分にOK(=了解)を出す」「自分を肯定する」ということですから、発想自体がプラス思考ということです。考え方も前向きになるし、「自身を持って物事に取り組める!」ということになります。

その状況で、物事が悪い結果に繋がる訳がありません。仮に、思っていた結果と違う結果でも「次に繋がる内容だった」と受け入れられるでしょうし、何も恐れる事がありません。向かうところ敵無しというと言い過ぎかもしれませんが、心に余裕がある状態と言えると思います。

 

では、逆に「自己肯定感」が下がるとどのような状況になるのでしょう?

 

「自己肯定感」が下がるとどうなる?

「自己肯定感」が下がるということは、「自己肯定感」が上がるのとは逆に自分にNO(=拒否)を出すということですから、物事の考え方も後ろ向きで消極的なマイナス思考に陥りやすくなります。その状況で物事に取組んだ場合、仮にプレゼンテーションやオーディション、テストなどで良い結果が出たしても「本当は良くは思ってないだろう…。」、「仕方なしで合格を出したに違いない…。」と、素直に良い結果を受け入れられないでしょう。

悪い結果の場合は、「ほら、思ったとおり…。」「やっぱりそうか…。」となり、どんな結果になっても、気持ちが負(ふ)のスパイラルに陥ります。向かうところ敵だらけに感じてしまい心にも余裕の無い状態になりやすくなります。

では、どうすれば「自己肯定感」を高めることができるのでしょうか?

ヒントは「自分史」にあります。

実は、「自分史」を作成することは、「自己肯定感」を高める方法の一つでもあります。

なぜ「自分史」を作ると「自己肯定感」が上がるのか?

先に記載したとおり、「自分史」を作成することは「自己肯定感を上げる方法」の一つです。これは、「自分史を作成する過程」と「自己肯定感を上げる方法」に『過去の自分と向き合う』という共通の目的がある為です。

「自分史」であれば、自分自身の歴史である訳ですから過去の自分と向き合うことは、当然でもあり必然です。「自己肯定感を上げる方法」としては、いくつかある方法の一つで「自己肯定感を下げる」きっかけになった原因を突き止め、できるだけその原因を取り除こうという取り組みがあります。

※今回は、原因を取り除く方法としてエクスプレッシブ・ライティングを紹介します。

この共通の目的を克服(達成)することで「自分史」の作成=「自己肯定感」が上がると言うわけです。

因みに、それぞれの共通の目的である「過去の自分と向き合う=自己分析をする」理由は次のとおりです。

 

自己肯定感を上げる為の自分史作成とは

不安定な世界の情勢や経済により、私たち日本の雇用制度も激変しました。人生100年時代に突入し、定年後(第二の人生)だけではなく、今現在から人生設計をしなおさなければならない状況になりました。

その自分の人生を設計する為には「過去の自分自身と向き合うこと」、つまり自己分析をすることが必要不可欠です。

例えば

「自分には何ができるのか?」

「自分が本来好きだったものは?」

「自分は何処に向かおうとしているのか?」

「目指していたものは?」

「自分がアクションを起こす時に基準(大切に)としているものは?」

「自分が苦手なものは?」

「自分が避けてきたものは?」

「自分がしくじってしまったものは?」

「そこから得たものは?失ったものは?」

 

自分のこれからを見つめ直す際に必要な条件・情報を整理しなければなりません。その為には「自分史」を作成することが「自己分析」をする上で有力なツールとなります。

自己分析ができれば、改めて「自分らしさ」や「自分は何者なのか」が見えてくるのではないでしょうか。

 

エクスプレッシブ・ライティングとは

「自己肯定感」を上げる方法には複数の方法がありますが、ここで紹介するのはその中でも「過去の自分と向きあうこと(=物事をポジティブに受け取る為)」です。不思議なもので、人間は楽しかった事を覚えていたいと願っても忘れやすく、逆に過去の辛い・苦しい・嫌な経験や想い出ほど中々忘れることができません。

 

忘れる事ができずにその当時のネガティブな感情にとらわれてしまい自分の中でモヤモヤした気持ちを持ち続けて前に進めない…。このような感情を引きずってしまうと、「自己肯定感」が低下し続けるそうです。

 

そんなネガティブな感情と向き合う方法として「エクスプレッシブ・ライティング(筆記開示)」という方法があります。いろんなサイトで紹介されているのでご存じの方も多いかもしれません。「エクスプレッシブ・ライティング」は、自分のネガティブな感情やモヤモヤした気持ち、嫌な思い出を解消する方法の一つとして、近年注目されている手法です。

一言でいうと「感情・気持ち・思考を言語化する」ことです。

そんな単純なこと?と思われるかもしれませんが、いざ、実践してみると意外に難しいものです。

普段からSNSやBlog・日記を活用して自分の意見を文章化することに慣れていると簡単な作業に感じるかもしれませんが、そうでなければ慣れるのに少し時間が掛かるかもしれません。でも、時間をかけてもこの難しい作業に取り組む事がとても重要です。

 

「過去と向き合う」ときはポジティブに!

自分自身の過去と向き合うことは、殆どの人が苦手です。とくに、辛かった時期や嫌な思い出は誰でも出来れば避けて通りたいものです。「辛すぎる」「二度と思い出したくない」「今はまだ無理…」など、現時点で振り返る事ができない場合もあるでしょう。その場合は無理に振り返らなくてもいいと思います。

まずは、振り返ることができる過去の想い出から順に振り返ることをオススメします。この作業を何度も繰り返すことで、いつかは全ての辛い思い出も振り返る(克服する)事ができるかもしれませんし、「自己肯定感」を上げる事に無理をして辛い思い出に向き合う事もないと想います。

まずは、できることから無理をせず取り組んでみませんか。