自分史の始まりについて
【自分史】がどういった物なのか
どんな種類があるのか
どのように作成していくのか
その辺りは、他の記事で紹介していますので
そちらをご覧ください。
ここでは、【自分史】という言葉。
その歴史をすこし紐解いてみたいと思います。
そもそも【自分史】という言葉は
いつどのように登場する事に
なったのでしょうか?
自分史の始まりについて~第一人者とは~
さかのぼると
歴史学者・色川大吉氏が
1975年(昭和50年)に出版した
「ある昭和史-自分史の試み-(中央公論社)」
という作品の中で、
初めて【自分史】という言葉を用いて
世間に個人の歴史を残すことを
アピールし始めたようです。
↑「ある昭和史-自分史の試み-」
本を発売した年には、毎日出版文化賞を受賞。
現在までに30万部を超えるベストセラーに。
全国に見習う人が現れ
第一次自分史ブームが起こったとの事です。
色川氏は
「人は誰でも、何ものにもかけがえのない
自分の貴重な歴史を持っている。
それを多くの人々、普通の民衆と言われる
人々と皆に書いて貰いたい」
そんな理念の元に【自分史】という言葉を
使ったのがきっかけのようです。
では、色川氏が【自分史】という言葉を
使い始めるまでは・・・?
自分史のその前は・・・
それまでは、故・橋本義夫氏が提唱していた
「文章は一部の特権階級や
文章職人のものではなく、
万人のものであるべき」という考えの
【ふだん記運動】が広まっており、
【ふだん記】というのは、
すでに【自分史】の体を
なしていたようです。
まとめ
つまり、個人的な歴史を記す行為自体は
1968年(昭和48年頃)からすでに
始まっていて、
当時は【ふだん記】と呼んでいた。
その後、色川氏が【自分史】と称して
個人的な記録を残す事を提案。
その後ブームとなり、今に続いているようです。
最近では、単に自分史を作成して
記録を残すだけでなく、
会社やグループのコミュニケーションを
円滑に行うための研修に、
やりたい事が見つからない人には
これから目指すべき目標を
見つける為のツールとして活用したり、
セカンドステージを迎える
シニア世代のこれからの人生を
考えるヒントになるツールになったりと。
幅広い世代の方に活用されています。
いかがですか?
【自分史】の言葉の歴史を
少しだけ覗いてみました。
「自分史はじめよう!」では、
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手軽な【自分史】作成方法から、
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